銀の光が届かぬ所
Microsoft Silverlight3が出ております。今回の見所は3Dサポートとビデオコーディックの拡充、後はオフライン関係の機能拡充かな?
Silverlightはブラウザを目指した
元々、Silverlightのオリジナル実装であるWPFは、WindowsVistaから採用された非常に優秀なレンダリング技術です。デザイン的に優れたアプリケーションを簡単にかけるのが特徴。Silverlightもその特徴をうまく引き継ぎ、ブラウザ上で動く軽量なプラグインとしてスタートしました。自分の仕事畑もC#が中心なので、Silverlightがんばれ、超頑張れと思っております。
一方その頃HTML5はアプリケーションを目指した
だがしかし、一方Google勢はHTML5で、逆にアプリケーション分野に出て行こうとしているのかな?マスコミ的に目立ってるのはキャンバス関連ですが、個人的にはこれはオマケ的なもので、本筋はオフライン実行関係の機能拡充が中心のようですね。つまり、単体アプリケーションとして十分に動ける機能を持とうとしている。うかべんの原稿でっちあげる必要があるので詳細の調査はまだ出来ないけど、キャンバスはともかく、Webkitのレンダリングエンジンは何気にすごいです。さっぱり話題になりませんが、SVGがあるから2D表現ならSilverlightと互角だったりするんです。
フロードキュメントが無いぞ!
さて、そんな銀の光にも、今のところ故意なのか意識していないのか、大事なところのサポートが足りない。「フロードキュメント」どうした!これがないとWikiとか、記事主体のページが作れないぞ!フラッシュ対抗から始まってるところがあるので、どうしてもHTMLが得意とするフロードキュメントを後回しにしてるような感じがするけど‥‥。そろそろこのあたりの地盤を固めないとHTML5に足下スクワレルと思うです。
HTMLの良いところは、ドキュメントのどの部分もカットアンドペーストで切り抜けるところ。記事の切り貼りを非常に重視しているんですよね。ちなみにWebkitでのSVG表示の場合、テキスト部分は同様にカットアンドペースト可能です。Silverlightはここが弱い。テキストボックス以外では裏のスクリプトなりプログラムで頑張らないとこーいうことが出来ない。頑張ったとしてもネイティブサポートじゃないからどうしてももっさりする。
ということで、テキスト関係もうちょっと何とかしてください!という意見でした。まる。