えちょ記

語らないブログ

Revenge of the Apple

遠い昔、遥か彼方のネットで…

MS帝国の軌道兵器「Internet Explorer」の前に総崩れとなった旧ネットスケープ公国は、オープンソース星雲へと逃れた後もじら共和国として再編、もじら星第3惑星「Firefox」を興して一定の勢力を築き反抗の機を伺っていた。帝国軍はその後もIEの建造を進め、「IE6」によりWeb銀河をほぼ掌握することとなる。

一方そのころ、ネットスケープ以前に帝国に挑み敗北し、辺境の星に追いやれられていたジョブスの野郎が率いるアップル王国。一時は内乱により失脚していたジョブスだが、類稀なるカリスマ性により再度王座に復帰する。空母MacOS Xの建造と小型戦闘機iPodの大量投入による敵兵混乱を狙う戦術により勢力を拡大したジョブスは、かつて古代文明があったとされるKDE星の調査中、ロストテクノロジーWebkit」を発掘した。

帝国軌道兵器に対抗すべく建造中だった「Safari」に同技術を適用、更に技術の独占を良しとしないジョブスの信念により同じくMS帝国を脅かす存在となっていたGoogle連邦にも同技術を技術供与する。これが後に他国より3倍(以上)の速度を誇り、連邦の青い悪魔と恐れられた「Google Chrome」の開発へと繋がる。

勢いのあるアップル王国はもじら共和国・Google連邦、そして直接帝国との戦線を敷かず商団としての道を選んだOpera商業同盟と共に「HTML5条約」を締結、IE7・8と建造を進めるも設計の古さが露呈してきた帝国に揺さぶりを掛ける。
今、新たな戦いの火蓋が切られようとしている……