宇宙はいつか蒸発するのか

おらおら、おらが哲学的に考えますよ。

宇宙の終演

宇宙はインフレーションで始まり、ビックバンが起こり、そして物質に満ちた世界が生まれた。光り輝く星もいつかはブラックホールだらけになり、そしてそのブラックホールもいつかホーキング放射により蒸発し、世界は絶対0度に限りなく近づいていく、たまに光子が飛び交うだけの寂しい世界として終演する。

宇宙の地平線

一方、宇宙は膨張している。空間の膨張速度が光速に達したとき、そこから先の世界にはどうやっても到達することは不可能となる。約150億光年先にあるらしいその領域を、宇宙の地平という。この概念は基本的にブラックホールに存在する事象の地平と同じだろう。事象の地平の内部では空間が光速を越えて流れ込み、そこから光は這い上がることが出来ない。

宇宙の地平は蒸発するのか？

そこで考えた。概念的にブラックホールの事象の地平と宇宙の地平で起こっている出来事は同じだ。ブラックホールの地平はいずれ蒸発して、最後にはプランクエネルギーで大爆発を起こす。‥‥じゃあ、宇宙の地平もいつかは爆発するのか？それはいわゆる、インフレーション及びにビックバンに等価な出来事じゃないのか？

結論

果てしない膨張の果てに、次の種が仕込まれる？ビッククランチではなく、エネルギーの真空優勢が頂点に達して、次のインフレーションとビックバンが起こる。‥‥のでは無いのかなあと結論にしてはあまりに弱い主張であった。