こと、事、言
「言」と「事」の読みが同じなのは偶然ではありません。古代日本においてこの2つの言葉は区別されていなかったのが名残だそうです。「言葉」により「事」が起こり、その逆もしかり。言葉には力が宿り、それゆえ「言霊」という思想が日本人の根底にあります。
「言代主神」。あらゆる言葉には意味があり、魂が宿り、神が住まう。言霊に対する親しみと恐れは、日本人にとってとても大事な物。
さてさて、そんなことを考えていたとき、奇しくもコンピュータ会の2つの巨頭、マイクロソフトとGoogleが新しいプロジェクトを発表しました。新サーチエンジン「Bing」は言葉から事を探し、Google Waveは言葉をつなげる事に主題を置くものでしょう。ただし、どちらも米国的なクールさを前面に押し出しているように思えますが、日本人的に見るといろんなところで物足りないんじゃない?
つまり、日本人は、なんにでも「魂」を求めるのです。魂と言えば伺か、というかゴーストというか萌えですよ!その辺突っ込んでくれないと日本で勝つるサービスにならないよ!‥‥などと無意味に思った今日この頃でした。あ、落ちがないな。