えちょ記

語らないブログ

海馬は水面に波紋を投げる

大脳ニューロン網の頂点に立つ海馬。その先には更に原始的欲望を担う中枢があったりしますがそれはさておき。海馬がやってることは、多分ニューロンの弦をタイミングよく弾き、帰ってきた旋律を覚えて望みの音色を弾き出すシーケンサなのだと思ってます。
世の中の出来事は時系列の相関関係があります。1日目に「光あれ!」、2日目に「水と空を分けよ」、とニューロンを弾いた後、7日目に仕事が終わって休める未来を掴めたらその方法を実践すればいいのです。
気まぐれ並列ニューロン網においては、意識子を1回投げる行為とは、想定できる未来を1回予想する行為となります。ニューロン網は乱数テーブルであっちこっちに意識子を飛ばしまくりますが、その結果最終的に意識子がたどり着いた先が、想定できる未来の1つと考えます。
なので、意識子の投入回数が増えれば増えるほど推論精度が上がります。時間が足りなければ最低限の投入数、時間が許すならシーケンサを使って何度も投入し直すことで未来予測の精度が上がるはず‥‥と考えてはいます、多分。
大事なのは、時間があれば精度よく、時間が無くてもとりあえず回答は出せるという思考の過程を同じアルゴリズムで実現できるかどうか。海馬はきっと(おらの勝手な想像)、旋律を奏でるように水面を弾き、未来の音を聞こうとしている。だから人は本能的に音楽が好きなのだと、最後はちょっとメルヘンに、はい。