えちょ記

語らないブログ

さくらスクリプトの功罪

敢えて言葉を選ばずに言えば、さくらスクリプトは必ずしもゴースト制作者や
ボトラーなどが覚えなければならない必須項目とは思っていません。
本来なら、極力一般ユーザーからは見えないのが理想だと思っています。

トークを記述するための言語として、さくらスプリプトは非常にシンプルに
出来ています。ある程度の熟練者は、まるで魔法のようにスクリプトを
あやつり、ゴーストたちに命を与えていきます。

しかし、やはりサーフェスを番号で指定し、ウェイトを埋め込んでいく作業は
慣れが必要です。「ネタ」を作る、という考えから行くと、ネタに一致する
「表情」と、「間」の入力は、極力自然言語で記述していけた方が良いと
思います。

例えばSARSスクリプトエディタとかは、そのあたりを非常によく考えられていて、
キャラを選択→サーフェスを選ぶ→トークを入力する、という一連の流れが
スムーズに進行します。流れが固定化されているため、手打ちでありがちな
しててら(片方しゃべりや分身など)が起こる可能性が激減しています。

いわば、さくらスクリプトはアセンブラのようなもので、最も高速且つ自由度の
高いトーク記述言語としての役割は不動のものです。

ですが本来、ネタ制作者の意図が正確にゴーストの挙動に反映されれば
いい訳で、ゴーストの挙動さえ乱れなければ、スクリプト自身の若干の乱れは
許容されても良いんじゃないかと思っています。

SARSのようなスクリプト作成支援ツール・ボトルクライアント・S-Vなどが
融合した統合環境のようなものが出来上がれば、敷居が高いといわれがちな
ボトル環境も、より楽しみやすくなるのではないかと思っています。

むしろSARS風入力環境を含んだ統合環境は、
PDA端末系のツールにこそ必要だと思っていたりします。
ペンでタグを入力していくのは、日本語入力以上に大変なことなのです(^^;
一朝一夕に出来上がるものではないとは思いますが、いつの日かそういった
ものが世に現れることを夢見ております‥‥。