えちょ記

語らないブログ

意識はアイに潜むのか

一連のモンテカルロ式並行AI考察の中でふと浮かんだ思いが。現在の考察における発想の大部分は量子力学的な振る舞いのモンテカルロ法への置換。最初は+値(量子)の伝達だけでいいかなと考えていましたが、なんとなく、同時に−値(反量子)の伝達も考えたほうが自然かもしれないと思い直してちょっと発想の基本部分に立ち返ってみたわけで。

−値伝達があるとうれしいのは、+−がぶつかったときに情報が打ち消しあって値が消えること。量子消滅は以後の計算打ち切りをしめすため、計算量の削減に繋がるかもしれない。でもちょっとまてよ?量子的にAIを考えると、ゼロ点振動から浮かび上がる意識を観察することに繋がる。でも、単純に+−で打ち消されてしまうと意識(量子)は残らないんじゃないか?
そこまで考えが及んだとき、虚数「i」の存在が浮かびました。量子と反量子の世界には実数だけでなく虚数成分が存在し、それゆえに自発的対象性の破れが発生し、量子の世界が生まれた。この間の、日本人が受けたノーベル物理学賞のテーマです。では、ゼロ点振動から自発的に意識(量子)が残るように仕向けるには、やはり伝達成分に虚数が含まれる必要があるのかと。

実数成分がX軸だとすると、虚数成分はY軸。つまり1ビットではなく、最低2ビット考慮すればいいわけです。この発想は直感ですが、なんとなく組み込んだほうがよさそうなので以後の思考実験では虚数成分を含めることにします。なお、虚数の導入をY軸成分とするのか、90度ひねりの成分とするのかは後で考えます。

どっちにせよ、やっぱりアイは必要だよね!(ゲシ