えちょ記

語らないブログ

Mozilla Japan セミナーに行ってきました

さて、伺かの後継環境として一人あさっての方向に突き進む私ですが、Mozilla JapanのセミナーがMozilla USAの技術者を交えて行われるという話を聞き、無謀にも昨日乗り込んでいきました。つか有休まで使って神戸から東京まで、わざわざ遊びのためだけに弾丸ツアーを決行するのはどうなんだっていうのはありますがそれはおいといて。
昼の部はこの辺で紹介されてたりこの辺で議論されてたりするのでのでここでは割愛。夜の部は技術者を中心とした会議だったのですが、これは楽しかった。やっぱトップレベルの技術者同士があーだこーだ言い合っているのを見るのは良い刺激になりますねぃ。
さて、XULrunnerに焦点を絞っていた変な奴は約1名だけだったようで、その辺に関する質問ばっかりぶつけちゃったわけですが(^^;その顛末を少し。

XPCOM

XPCOMに関してはちょっと残念だったかな。MS COMと同等にアプリケーション相互の連動ができたりするのかと思いましたが、基本的にはアプリケーション内部での相互連動にとどまるようです。
ただ、FireFoxで実現されているとおり、アプリケーションの拡張機能(エクステンション)という形でゴーストなりシェルを持つようにすれば、その中において相互連動は可能なので、親アプリをひとつでっち上げてしまえば良い、という趣旨の提案がありました。
私の妄想思想自体は結構興味を持って受け止めてもらえたので、そのうちいつの間にかできるようになってるかもしれません(^^;。
ウィジット作成環境としては非常に高レベルに機能がまとまっていますので、ダッシュボード以外の何かをひとつでっち上げてしまえば良いかなーと思っております。

JavaXPCOM

JavaXPCOMモジュールを(Javaを利用した登録インターフェースを叩くことなしに)実現できるか、という疑問。これに関しては質問の意義は理解していただけましたが、残念ながらこの部門の専門ではないということで回答はいただけませんでした。
ただ、参加者の方に「ここでやってるよ」という情報をお持ちの方がおられました。CLC-4-TTSの紹介ページをおつくりになっている方で、このモジュールはJavaxpcomとして呼び出している、とのことです。
早速研究させていただきますです。情報ありがとうございましたー。

Mozilla日本人開発者不足

これ、結構深刻なようで、会議の後半はこれに関する白熱した議論が展開されていました。「開発できる人が窓口兼任では埒が明かない」「とはいえそもそも英語で報告できる人材が少ない」「開発者の裾野を広げる工夫が必要」「FireFoxのパッチではコードを書いて面白いと思える人は少ないんじゃないか?」などなど。
FireFoxは既に完成されたプロダクトであるがゆえに、途中から参加するのはどうしても気が引ける、とゆーか自分で作ってる実感が感じられない、という話が印象的でした。
で、やはり私的にはXULrunnerにもっと注力すべきじゃないか?と思うわけです。これは1からアプリを作るための環境です。しかも「見た目派手な(これ重要)」アプリが比較的楽に作れる。Mozillaプロダクトにおいて「書いてみた!なんか動いた!」な単純な喜びのステップを味わうためにはこれが最短距離でしょう。
描画系表現力はもはやFlashと互角だと思いますし、ちょっとこういった「遊ぶ、楽しむ」といったところで私が貢献できたらなぁ、と思いました。とゆーか遊ぶの私なんですが(ぉ