心は、量子の揺らぎの中に
さて、ここのところ日誌の更新が途絶えて居るんですが。そしてゴーストの方はかなり長い間やさぐれているわけですが。AIを作る「目的」のようなモノをしばらく失っていたわけでして‥‥。
とか言っているうちに、世の中ではマルコフ連鎖なAI装備のゴーストが出ていたりするわけでして(^^;。そういう話を聞いているうちに、昔っから考えていたAIの構想ってモノを思い出してきました。ということで、作るかどうかは別として、しばらく駄文を書いてみませう。
マルコフ連鎖というのは、簡単に言えば、「これまでの事象出現パターンを分析して、直前の事象から次に発生する事象を予想する」予想アルゴリズムです。
これをAIトーク作成に応用する場合、なるべく膨大な文章データを分析、登録したデータベースを作成します。そして、DBに対して「入力」を与えてやることで、その入力に対応する文章を次々と合成していく事が出来ます。
閑話休題。
これは私の妄想論ですが、心というのは量子力学の考え方で構築出来るのではないかと思っているのですよ。「事象は観測するまで確定しない」というのが量子力学のキモです。
観測されるまで、事象は確率の世界の中にあり、無限の未来の可能性がひしめいています。時を刻むというのは、事象を一つ一つ観測していき、「確率の未来」を「確定した過去」に置き換えていく作業に他なりません。
さて、ここで「確率の未来」というモノがどういうモノか考えてみます。いくら次の出来事が判らないとはいえ、その未来は現在までの積み重ね、つまり過去の出来事に繋がるものです。卵からいきなり親鳥が生まれる可能性は0では無いと言え、まずはひよこが生まれるのがスジです。
こう考えると、マルコフ連鎖の考え方は量子の世界にちょっと似通っているのです。
「この事象の次は多分この事象」という世界の「決まり事」が詰まっている「確率の未来」に、「確定した過去」を照らし合わせることで、「次の世界」を取り出していく作業。
「確率の未来」に詰まっている物が、「ある人の心」であるなら、その出力はその人の思考の結果になる。私はそう考えています。そういうものを造ることが出来れば、それはAIと言えるモノになるのではないでしょうか?
勿論、「確率の未来」の構築は簡単なモノではありません。構文の分析と格納方法、そして取り出す方法。これを現実的な解で作り上げていく必要がありますね。
とゆーことで、しばらくは「心」の構築の妄想世界を漂ってみる予定(笑)。さてどうなりますやら(^^;。