えちょ記

語らないブログ

箱庭世界に拘るのはやめよう

んーと、MMORPGの話に戻ります。私の考察の目的は、「目の前の客を奪い合う事より、客自体を増やす工夫は出来ないか」です。その上で、今感じている不満点、そしてその解決方法を考えてみよう。という流れですね。

MMORPGに関して問題に感じているのは、何度も言いますが「ヘビーユーザーになれない人が脱落し、ヘビーになりうる人をヘビーユーザーに縛り付ける」構造です。
これは、MMORPGが「完全な箱庭世界」を構築しようとしているからこそ発生する問題であり、そしてその問題の多くは、「1回のゲームにかけられる時間」に集約します。

現状のMMORPGは、ゲーム内のコミュニケーションとシステムに力を注ぐ事には労力を惜しみませんが、残念ながらゲーム外でのコミュニケーション手段に力を注いでいるものは余り存在しないのでは無いでしょうか。

特にパーティ至上主義のゲーム設計がされている場合、レベルが上がるほどに、パーティを組めなければ何も出来ない、という状況が発生します。

当然そう都合良くレベルの近い知り合いがログインしているわけでなく。必然的に野良パーティに参加するわけですが、‥‥これが時間がかかる(ーー;。

出発できる状況になるまでに1〜2時間は覚悟する必要があります。いつ誘われるのかも分かりませんので片手間に放置して別な事をしているわけにもいきません。1回に2〜3時間のプレイ時間しか取れないユーザーは、この時点で脱落せざるを得なくなります。

ゲーム内のリアルタイムコミュニティしか存在しない事が、時間制約のあるユーザーをを圧倒的に不利にさせてしまうんですよね。最低限の経験値というリターンでさえ、ヘビーユーザー有利になってしまう状況がここにあります。

ゲームとは関係ありませんが、WEB LEAGUEというサイトを紹介します。このサイトはスポーツチーム募集や対戦相手を募集し、スケジュールを調整するための支援サイトです。

‥‥、ゲームのパーティ募集に似ていませんか?こういった、リアルタイム以外のコミュニケーション手段が充実していれば、少なくともパーティ集めのための無駄な時間は、格段に減らせるはずです。

色んなゲームを横断して、パーティや仲間募集をするMMORPG用のソーシャルネットサイトがもしあったなら、私は月額300円くらいなら(‥‥微妙だな)、払っても良いと、本気で思ってます。

というか、また作ってみたいリストが無駄に増えてしまったような気もするのですが(^^;。オフライン中のコミュニケーション手段を充実させる事が出来れば、それはネットワークゲームにとって決してマイナスにはならないと思うのですよね。

メーカー各社は、ゲーム内で閉鎖したコミュニティに拘らず、もっと積極的に汎用的なコミュニティ手段を確立していって欲しいと思っています。

この問題に限らず、ヘビーユーザーとライトユーザーのどちらかを取る、ではなく、どちらも交流できる施策。そういったものを取り込んでいく姿勢が、ライトユーザーへの間口を広げる事になり、ひいてはパイ(ゲーム人口)の拡大に繋がるのでは無いでしょうか。