えちょ記

語らないブログ

自分の憲法

7つの習慣―成功には原則があった!」 の話。

第2の習慣は、「方向性」の話。目的を持って、行動していますか?その目的とは、貴方にとって普遍的なものですか?という問いかけです。

左脳は論理的思考を、右脳を全体的思考を司ると言います。現在社会では、とかく左脳の能力が重要視されます。論理的に考え、理路整然と物事を進める能力を司る左脳が優れた人は、社会に必要な労働力としてもてはやされてきました。

しかし、人が主体性を発揮する時、その決定権を握るのは右脳なんです。右脳は物事を全体的に捉え、その中から自らの進むべき道を瞬時に決定していく能力を司るからです。リーダーとして成功する人は、決まって全体的な視点で物事を捉える能力に優れています。

そして右脳は、自分の中の価値観を中心として方向性を選択します。価値観には様々なものがあります。仕事・家庭・友人・そして自分自身。どれも大事なものですが、そのどれに偏っても、結局は自身の行動範囲を狭める結果になります。

そこで重要なのは、「自分の憲法=原則」を持つ事。今流行りの言葉で言うと、マニフェスト、でしょうか。自分は、何を大事にするのか、何を目標にするのかを、実際の文章にしてまとめてみましょう、というのが第2の習慣です。

「原則」が思考の中心にある人の行動は一貫性に優れ、自然と他人からの信頼を得る事ができ、その人個人の能力だけでは発揮できない優れた成果を残す事が出来ます。

ゆっくり一人になれる時間を作って、自分にとって大事なものは何かを、自分自身に問いかけて、そして文章に整理してみましょう。そして、1日1回はその文章を思い起こし、自分の行動の中心となるよう心がけましょう。

その繰り返しが、自分自身の持つエネルギーを、常に必要な方向に注げる事が出来る目的意識となり、その人なりの成功を導く事になる、と、この本は説いています。