えちょ記

語らないブログ

カントリー・ロード

さてさて、久しぶりに「耳をすませば」を見ました。

物語として、そして楽曲としてのこの映画、
私はジブリ作品の中でもトップクラスの評価をしています。
特に「カントリー・ロード」。私がそらで歌える数少ない歌(笑)



進むべき道、残していく思い出。
想いは同じでも、道は分かれ、
その先が交わるかどうかは誰にも判らない。

ひとりぼっちで進むには、余りに心細いかすみの先。

振り返ったその道は、想い出のふるさとに続いている。
でも私たちは、進むことに挑戦する。
自分たちにどれだけの力があるか試す先に、
未来は、あるのだから‥‥。


歌のタイトル、その楽曲の素朴さとは対照的に、
この詩には決して後ろを振り返るものではなく、
振り払い、進もうという意志に満ちあふれています。

そういった、ある少年少女の「トキ」を切り取った物語。最近の
宮崎作品はちょっと難しいテーマがあったりしますが、
私はこういった判りやすいテーマを宮崎監督が描く時こそ、
あの素朴な絵柄とキャラクターの脈動感が生きるんじゃないかと
感じてます。